ミラドライのマーキングについて CLINIC N東京銀座 ワキガ多汗症治療
更新日:2021年1月16日
ミラドライの効果については、米国FDA(多汗症・わきが・脱毛)や日本の厚労省(多汗症)の承認を得ており、お墨付きです。
ただし、それは正しい位置に照射したらの話です。
汗腺のないところに照射しても仕方ありません。
そのようなな意味でマーキングは非常に重要です。
今回は脇のマーキングについて書きたいと思います。
通常では、腋毛の有毛部を目安にマーキングすることが多いと思います。
毛とエクリン汗腺は別物ではありますが(アポクリン汗腺は毛穴に開口)、腋毛の毛穴と汗やにおいが出るところが基本的に同じであろうということで、腋毛の有毛部を見ながらマーキングしていきます。
そこで問題なのが、腋毛を剃るタイミングです。
当日脇を剃毛されると、毛がほとんど見えず、どこが腋毛の有毛部なのかはっきり分かりにくいため、マーキングがしづらくなります。
または、全く剃毛されずにご来院され、その場で剃毛となると(男性に多い)、その場合もわかりにくくなります。
過去に脇のレーザー脱毛をされているような方もわかりにくいです(仕方ないですが)。
当院では可能な限り4日前に剃毛していただくようにお願いしております。そうすると施術当日に毛が少し生えてきていて見えるのでマーキングがしやすいということになります。(メーカーの推奨は4~6日前剃毛です。)
また、当日や直前に剃毛となりますと、皮膚に微細な傷などが出来る可能性があり、感染のリスクが高まります。そういう意味でも当日の剃毛はお勧めできません。
腋毛の胴体寄りのところは、どこまでが腋毛なのか境界を決めるのがなかなか難しい時もあります。(胴体に生えている体毛と腋毛との境界がわかりにくい。)
また、有毛部からこちらが判断した照射範囲と、患者様がご自覚されている発汗・においの出る部位が少しずれている場合もあります。
そのような中で、より汗腺のエリアをはっきり見るために、当院では発汗部位のテストを
オプションでご提供しております。

このオプションには、発汗範囲に十分マージンをとった照射範囲に合った照射テンプレートを選ぶ、照射エリアカスタマイズも付いております。
それなりに手間や時間がかかりますので、別料金が発生致しますが(現在このオプションのモニター募集中。詳細は問い合わせください。)、なるべく汗の出てくる範囲をきちんと把握した上でその場所を照射されたい方はご活用ください。
ただし、発汗部位テスト時に上手く汗がかけない等のことがありましたら、腋毛の有毛部をターゲットにしたマーキングになります(その場合でも本オプションご利用の場合、十分マージンを取ったテンプレートを選びます)。
発汗部位テストの結果、当院標準サイズテンプレ―ト(60x120)と同じサイズに落ち着く場合もあり得ます(その場合でも発汗場所を中心にマーキングする形になり、発汗部位を見ないでマーキングするより的確なマーキングになると考えております)。
まれにはなりますが、最大サイズのテンプレートを超える場合は基本的には最大サイズのテンプレートを使用しての照射になりますが、現時点では医師の判断で追加照射しております。
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ミラドライ新橋 ミラドライモニター
miradry わきが 多汗症 ミラドライ2回目