ミラドライ テンプレートサイズの違い CLINIC N東京銀座ワキガ多汗症治療
以前、「シングル照射と言っても同じではない?」というブログで、
同じ「シングル照射」でも、照射範囲が違えば全く違うものになるということを述べましたが、具体的にテンプレートを使ってご説明してみます。
照射部位を決めるマーキングですが、まずだいたいのテンプレートのサイズを決める第1段階のマーキングと、麻酔の後に、詳細にチップを置く所の印をつける第2段階のマーキングとがあります。
第1段階のマーキングに使うテンプレートがこちらになります。

横幅は60、70、80とあります。単位はmmなので、6cm、7cm、8cmということです(他にも4cmや5cmがありますが、大人だと6cm以上になると思います)。
縦方向は、100, 120, 140あたりが大人で使われるものかと思います(つまり10cm、12cm、14cm)。
60X100であれば、60の赤色の線の楕円で縦方向が100の所の点を通る楕円の範囲がだいたいの照射範囲になります。
最大サイズの場合は80の青色の線の楕円で、140の所の点を通る楕円の範囲になります。
このどのテンプレートを選ぶのかということになります。
当院の標準テンプレートは60x120のテンプレートになります。
脇毛の有毛部ギリギリのところではなく、有毛部から約1cmマージンをとってテンプレートサイズを決めるのが理想的とされています。
当院では、十分マージンを取った照射範囲にカスタマイズするオプションもございます(開院記念モニター募集中)。
では、第2段階のマーキングに使うテンプレートを見てみましょう。
これらは、実物のテンプレートですが、肌に転写するため、文字が反転しています。
左から
60x100、60x120、70x120,70x140,80x140と並べてみました。

横の線は「列」で、縦方向100のテンプレートの場合は11列、120なら13列、140なら15列照射することになります。
横線の上に所々点のようなものがついていますが(赤〇で囲った点です)、
ここがチップを置く場所になります(こちらのブログもご参照ください)。
この点にチップを合わせ照射します。よってこの点の数が照射回数ということになります。
60x100のテンプレートなら 20照射
60x120のテンプレートなら 24照射
70x120のテンプレートなら 31照射
70x140のテンプレートなら 37照射
80x140のテンプレートなら 39照射 になります。
60x100のテンプレートを使用した「シングル照射」と、
80x140のテンプレートを使用した「シングル照射」は
20照射と39照射で約2倍も照射回数が違うことになります。結構な差です。
ですので、「シングル照射」といってもどのような「シングル照射」なのかは確認されたほうがいいです。
それで、さらにダブル照射にすると、当院の場合は真ん中の部分だけ重ねるのではなく、
完全に2倍の回数照射しておりますので、80X140のテンプレートですと78照射になり、
60x100のシングル照射の場合に比べると約4倍の照射になります。
そのため、発汗テスト&照射範囲カスタマイズをして十分マージンをとった照射範囲にして、ダブル照射をすると、現状、カウンセリングも含め全部で5時間位かかっていますが、
それだけ広い範囲にしっかりと照射していることになります。
折角ミラドライをやるのだから、しっかりやりたい!という方にお勧めです。
お問合せ先
info@clinic-n.com
HP:
ミラドライ
マイクロ波で汗腺を焼灼
治療回数通常1回 自費診療239600~389600円税抜
副作用:治療部位の疼痛腫脹皮下出血・感覚の変化等
当院では、すそわきが(すそが)治療も行っています。詳しくはお問合せ下さい。