Blog 2023.11.23

ミラドライ広範囲ダブル照射をミラドライ認定医が実例を交え解説

ミラドライ専門のCLINIC N(クリニックN)東京銀座から、ミラドライ診療に関するブログ第50号です。

今回はミラドライ治療に特化した当院の人気メニューの広範囲ダブル照射について詳しく解説してみたいと思います。

当院の「広範囲」とは
脇⽑の有⽑部の範囲に合わせますが、
・男性の場合はほぼ全員最⼤サイズのテンプレートの80×140を使用+おまけ照射
・女性でも体格、発汗部位や有毛部の大きさによって、最⼤サイズの80×140+おまけ照射
・⼩柄な⼥性の場合は80×140では胴体側が⼤きすぎて胸の上の⽪膚を照射する形になることがあり、80×120にプラスして胴体側真ん中部分に数照射追加
・小柄かつふくよかな女性の場合は、80x120+胴体側数照射追加し、さらに横方向に数照射追加し横幅をカバーする(縦よりむしろ横をカバーする)
ことなどが多いです。
ごくごくまれに細⾝・⼩柄で有⽑部が⼩さいの⼥性の場合、幅70を提案させていただく場合がございますが、患者様のご了承なしに⾏うことはございません(当院が幅70をご提案しなくてもご本人様も80では大きすぎるとご判断され70を希望されたりします。)。鏡で⾒ていただき、範囲を決定していきます。70×120以上のテンプレートを保証しております。

最大サイズのテンプレート80x140はこちらの画像をご参照ください。

照射テンプレート

これをアルコールを使用して肌に転写します。
左の楕円の最大の径が縦140(14cm)、横80(8cm)となっています。

ここで注意していただきたいのが、この楕円の形どおりに照射できるわけではないということです。
実際はもう少し内側しか照射されません。
手書きですが、1個1個の照射(長方形)を記してみたものが右側の楕円になります。
1個1個の長方形の照射は楕円の中に配置されるような形であり、楕円の内側でジグザグしているのがお分かりかと思います。赤で塗った部分は楕円の中でも照射されない部位となります。
そのため、ミラドライ社も、発汗テストによる発汗部位や脇毛有毛部より1cm大きくマージンをとった状態に合わせてテンプレート選びをするように言っています。

照射できる範囲を見ると、実際は脇毛有毛部は緑色の線で記した内側の楕円程度の大きさでないと照射できない場所が出てくることになります。
脇毛有毛部自体が80x140の大きさですと、辺縁が打ち漏れることになります。

これは、麻酔して脇が盛り上がって、脇の皮膚がストレッチした状態で脇毛有毛部がこの緑の楕円位の大きさでないと照射できないということになります。ですので、麻酔前は有毛部の横幅が60(6㎝)程度の方でも、麻酔後のストレッチした状態では80幅のテンプレートでも全然おかしくなかったりします。

モニター様の実例を見てみますが、
麻酔前は有毛部の横幅の最大幅は60(6cm)程度です。しかし、麻酔した後ですと、脇が盛り上がり、80のテンプレートで全然おかしくないのがお分かりいただけると思います。(実際焼けるのは楕円よりも少し内側なため)
照射テンプレート見本

テンプレートの縦・横の径の組み合わせによって楕円の形はいろいろあり、細長い楕円形のテンプレートもあれば、丸っこい形のテンプレートもありますが、80x140のテンプレートは比較的細長い形の楕円である印象です。
特に手側(末梢側、テンプレートで言うと上側)の有毛部が、80x140の細長い楕円の端の細さでは入らないことが多い印象です。他のモニター様の写真をご参照ください。
照射テンプレート見本

胴体側(向かって右側)の有毛部はだんだん細くなっていきますが、手側(向かって左側)のほうの有毛部は幅広く、内側の緑色の楕円に入るかは微妙だと思います。当院のダブル照射は、「2パス目は真ん中だけ重ねる」などではなく、テンプレートの照射数の2倍の照射をする完全2倍のダブル照射ですので、1回目の照射で脇毛有毛部の横幅をカバーしきれない場合は、2回目の照射を少し左右にもずらし横幅をカバーし、1回目で照射漏れした部分をカバーできるように臨機応変に対応しております。
(尚、さらにこのモニター様の場合、胴体側の中央が少しテンプレートからはみ出ていますので、そこもカバーするようにおまけ照射をしています。)

次に「ダブル照射」についてですが、
ダブル照射とは、1回の治療でミラドライの照射を2回やることを指します(2パスする、重ね打ちをすると言ったりもします)。
ダブル照射といっても、2パス目は全体ではなく真ん中の部分しか重ね打ちをしない、2パス目はエネルギーレベルを下げるなど、2パス目が1パス目と同じでない(劣る)場合などがあるようですが、当院ではテンプレートの完全2倍の数照射する、完全2倍のダブル照射になります。エネルギーレベルも5のままで行っています。上記のモニター様のように完全2倍の照射数の上にさらに追加でおまけ照射したりします。

ダブル照射をする際に、2パス目は1パス目で照射した位置と全く同じ位置を照射するクリニック様が多いとは思います。
当院では、2パス目の照射を1パス目の照射から縦方向に半列ずらして照射しております。
ミラドライの効果が減弱する要因の一つとして、1照射1照射間の打ち漏れが考えられます。2パス目の照射を半列ずらすと、理論的には1パス目の各照射の間に出来た打ち漏れの
ところにちょうど2パス目の照射が来る形になり、打ち漏れがカバーできるのではないかということです。

ミラドライダブル照射

半列ずらすことで、なるべく打ち漏れを減らし、なるべく効果を上げる試みをしております。
1パス目と同じところを照射したほうが楽ではあり、半列ずらすのは手間がかかるのですが、
当院ではなるべく打ち漏れを減らすために行っております。

当院の広範囲ダブル照射ですが、
事前にWEB問診票にご記入、動画のご視聴いただくことで当日は、

①カウンセリング・会計 15分
②位置決め、両脇麻酔、右テンプレート転写 45分
③右ダブル照射、左テンプレート転写、左照射ダブル照射 2時間半〜3時間
④冷却 メニューにより15または20分
で全部で約4時間〜4時間半かかります。

発汗テスト付きの方はここに約30分足す形で
4時間半~5時間位かかります。

手間や時間がかかりますが、なるべく1回の治療で最大限の効果を出せるよう工夫しております。

ミラドライ認定医の女性院長が、全ての患者様の全工程を担当いたします。

ミラドライは何回もできる施術ではないため、中途半端な施術を複数回されているとそれ以上重ねるのが困難な場合があります。
最初からしっかりした治療をお勧めいたします。
当院の広範囲ダブル照射を是非お試しください。

 

CLINIC N (クリニックN)東京銀座

 

※当院のHPやブログ、SNSの内容等が他院様で無断転載や真似されているのを見かけますが、当院と一切関係はございません。同業者様から当院の発信にご注目いただけているのは光栄ですが、転載、複製の類はご勘弁いただけましたらと存じます。

 

 

CLINIC N (クリニックN)東京銀座
東京都中央区銀座7-13-1 STAGE GINZA 6F
銀座駅徒歩4分、東銀座駅徒歩3分、JR新橋駅徒歩7分
GINZA SIXそば
WEB予約 https://form.run/@clinicn

 

完全貸し切り状態で他のお客様にクリニック内で遭遇することはありません。 施術室も常時窓を開けての換気、マスク着用、消毒、手洗い、検温、体調管理徹底しております。

 

ミラドライ 切らないわきが・多汗症治療 マイクロ波で汗腺を焼灼  治療回数通常1回  自費診療 297000円~428560円税込

副作用:治療部位の疼痛・腫脹・皮下出血・減毛、感覚の変化等

院⻑ ⼩川 直美 医学博⼠

〒104-0061
東京都中央区銀座7-13-1 STAGE GINZA 6F

最寄り駅 銀座駅徒歩4分(東京メトロ銀座線・丸ノ内線・⽇⽐⾕線)
東銀座駅徒歩3分(東京メトロ⽇⽐⾕線・都営浅草線)
JR新橋駅徒歩7分
診療時間 13:00〜20:00
定休⽇ 不定休
※基本的に⽉・⾦・⼟・⽇曜⽇が営業⽇です
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